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大衡村バイオマスタウン構想を策定しました
大衡村は平成23年3月31日付けで農林水産省より公表されました
「みんなが主役だっちゃ 万葉の里 おおひら」大衡村バイオマスタウン構想
第5次大衡村総合計画の基本理念「共に育み共に創り 共に生きる 愛と活力にあふれたまちづくり」に基づき,みんなで身近に感じ,住民や村内企業を含めた全員参加のバイオマス・エネルギーの利活用を通して地域の活性化と環境にやさしいまちづくりの実現を目指します。
具体的な取組み
(1)廃食用油の燃料化事業
(2)家畜排せつ物,家庭系・事業系生ごみ,刈り草等の堆肥化事業
(3)製材所等残材,林地残材のチップ燃料化事業
(4)資源作物の利活用事業
バイオマスとは
持続的に再生可能な資源
「バイオマス(biomass)」とは,生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で,一般的には「再生可能な,生物由来の有機性資源(家畜排せつ物・生ごみ・木くずなど)で化石資源(石油・石炭など)を除いたもの」と定義されています。化石資源には限りがありますが,「バイオマス」は,環境中に安全に還元していくことができる,私たちの身近にある動植物からうまれた再生可能な資源です。
バイオマスの種類は,3つに分類されます。
- 廃棄物系バイオマス
家畜排せつ物、食品廃棄物(家庭・企業からの生ごみ、食用油など)、木質系廃材(製材所からの残材・端材)など - 未利用バイオマス
稲わら、もみ殻、林地残材など - 資源作物
コメやトウモロコシなどのでんぷん・糖質系作物、なたね等の油脂作物
なぜバイオマスをつかうの?
地球温暖化の防止
化石資源は,燃やすときに空気中の二酸化炭素(CO2)=地球を温暖化させるガスを増やしていました。一方,バイオマスは,燃やすなどでCO2が発生しても,植物がもともと太陽エネルギーを使って,一旦空気中のCO2を吸収して育ち,それを利用するため,新たにCO2を増加させない「カーボンニュートラル」という特性があります。よって,これらを利用することにより,CO2の排出削減に貢献できます。
循環型社会の形成
資源を使い捨てしていた社会から,資源として利活用することで,ごみの減量化と焼却にともなう環境への負荷も抑制できます。これまで,捨てたり使われていない地域のバイオマスをエネルギー(発電用の熱・ガス・ボイラーでの燃焼など)や製品(肥料・飼料・バイオ燃料・生分解プラスチック分解など)として活用し,限りある資源を有効活用した循環型社会へ移行します。
農業・産業の活性化
バイオマスによるエネルギー・製品利用、開発などにより,新たな農業の可能性や産業・雇用の創出も期待できます。
バイオマスタウンとは
域内において,広く地域の関係者の連携の下,バイオマスの発生から利用まで効率的なプロセスで結ばれた総合的利活用システムが構築され,安定的かつ適正なバイオマス利活用が行われることを目指し,市町村が中心となって作成する全体プランを「バイオマスタウン構想」といいます。
大衡村は,家庭系生ごみ・廃食用油・刈草等の廃棄物系バイオマスや稲わら・もみがら・林地残材などの未利用バイオマスについての利活用が進んでいない状況にあり,ほとんどの資源が未利用となっております。
これらの資源を地域の特性を生かし,循環利用をすることを目指して,平成22年度より「大衡村バイオマスタウン構想」の策定に向けて取組んでまいりました。
大衡村新エネルギー推進委員会,バイオマスタウンアドバイザーの養成研修,バイオマスバイオマス・ニッポン総合戦略推進会議(内閣府・総務省・文部科学省・農林水産省・経済産業省・国土交通省・環境省)の検討を経て,平成23年3月31日公表されました。
詳細情報,最新情報は農林水産省Webサイトでご覧ください。
「農林水産省 基本政策 環境バイオマス政策‘バイオマス活用の推進’」ホームページをご覧ください。
- バイオマス情報ヘッドクォーター<外部リンク>
- 社団法人日本有機資源協会<外部リンク>
- 社団法人地域資源循環技術センター<外部リンク>