令和３年第１回大衡村議会臨時会会議録 第１号
令和３年１月２８日（木曜日） 午後２時００分開議
出席議員（１２名）
１番 小川 克也 ２番 佐野 英俊 ３番 石川 敏
４番 小川ひろみ ５番 赤間しづ江 ６番 佐々木春樹
７番 文屋 裕男 ８番 髙橋 浩之 ９番 遠藤 昌一
10番 佐々木金彌 11番 佐藤 貢 12番 細川 運一
欠席議員（なし）
説明のため出席した者の職氏名
村 長 萩原 達雄 副 村 長 齋藤 一郎
教育次長兼学校教育課長 齋藤 浩 総 務 課 長 早坂 勝伸
企画財政課長 佐野 克彦 住民生活課長 金刺 隆司
税 務 課 長 残間 文広 健康福祉課長 早坂紀美江
産業振興課長 渡邉 愛 都市建設課長 後藤 広之
会 計 管 理 者 堀籠満智男
事務局出席職員氏名
事務局長 堀籠 緋沙子 書記 片浦 則之 書記 沼田 裕紀
議事日程（第１号）
令和３年１月２８日（木曜日）午後２時００分開議
第 １ 会議録署名議員の指名
第 ２ 会期の決定
第 ３ 同意第１号 副村長の選任について
第 ４ 承認第１号 専決処分の承認を求めることについて
第 ５ 議案第１号 大衡村人権の擁護に関する条例の制定について
第 ６ 議案第２号 令和2年度大衡村一般会計予算の補正について
本日の会議に付した事件
議事日程（第１号）に同じ
午後２時００分 開 会
議長（細川運一君） ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達しますのでこれより令和３年第１回大衡村議会臨時会を開会いたします。新型コロナウイルス感染症対策のため大衡村議会会議規則第４条第３項の規定を受け議席の間隔を可能な限り空けております。発言及び答弁はマスク着用のまま登壇せず自席にてお願いをいたします。
本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。
日程第１ 会議録署名議員の指名
議長（細川運一君） 日程第１、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第127条の規定により、８番髙橋浩之君、９番遠藤昌一君を指名いたします。
日程第２ 会期の決定
議長（細川運一君） 日程第２、会期の決定を議題といたします。
本件について、議会運営委員長に委員会の報告を求めます。佐々木春樹委員長、報告願います。
議会運営委員長（佐々木春樹君） 本日招集されました令和３年第１回大衡村議会臨時会の運営に関しまして本日午後１時半より議会運営委員会を開催しておりますのでその結果について報告します。本臨時会に付議されました案件は村長提出案件が４件であります。内訳は副村長の任命について、専決処分の承認を求めることについて、大衡村人権の擁護に関する条例の制定について、令和２年度大衡村一般会計予算の補正についてでございます。従って本臨時会の会期につきましては本日１日限りとすべきと決定したものであります。以上議会運営委員会の報告といたします。
議長（細川運一君） お諮りをいたします。本臨時会の会期は、議会運営委員長報告のとおり本日１日限りとすることにご異議ありませんか。
〔異議なし多数〕
議長（細川運一君） 異議なしと認めます。したがって、会期は本日１日限りと決定をいたしました。
ここで、村長に招集の挨拶並びに提案理由の説明を求めます。村長、説明願います。
村長（萩原達雄君） 皆さんこんにちは。本日ここに令和３年第１回大衡村議会臨時会を招集いたしましたところ議員各位におかれましては、公私ともご多用にもかかわらずご出席を賜ったこと誠にありがとうございます。ここに招集の挨拶並びに提案理由の説明をさせていただきます。新しい年、丑年が穏やかに開けておりますが、今年の冬は昨年の冬とは一転し低温と大雪に見舞われております。この大雪により除雪作業中の事故が各地で起きており、さらに北陸自動車道においては９日の未明から1,200台以上の車両が立ち往生したことから、自衛隊に対し災害派遣が要請されるなどして、11日夜に立ち往生はようやく解消しているところであります。また東北自動車道においても19日地吹雪により130台以上の車両が関係する多重事故が発生いたしました。そんな中で１人の方が亡くなられております。本村におきましても１月９日には-13.8度の最低気温を記録しており、水道管の凍結の被害そして破裂の被害も各所で見受けられております。また除雪の出動回数も例年の倍以上になっており、除雪費は底をついている状況でありますので、本臨時会に補正予算を計上させていただいておる所であります。一方新型コロナウイルス感染症は世界全体で１億人を超える感染者が確認され国内においても今月８日には感染者数が１日としては最多となる7,829人を記録するなど一向に終息の兆しが見えない状況となっております。このことから東京、神奈川、千葉、埼玉の一都三県に対し８日に緊急事態宣言が発令され、さらに13日には大阪、京都、兵庫、愛知、岐阜、福岡、栃木の２府５県が追加され、飲食店への制限などが出されております。本県は緊急事態宣言の対象とはなっていませんが仙台市内の酒類提供店に対し、県から２月７日までの時間短縮営業の要請が出されております。東北地方では唯一3,000人を超える感染者が確認されておりますので、村民の皆様におかれましてもご不便をおかけすることにはなりますけれども、マスクの着用や手指消毒などを徹底していただきたいと考えております。なお本村におきましても新型コロナウイルスワクチン接種特別対策チームを５名の職員で25日に立ち上げておりまして、事業が円滑に進むよう今後各種情報を発信しながら対応して参りたいと、このように考える次第であります。さてこのような中ではありますが、各種行事が開催されております。１月９日には交通安全協会大衡支部主催の交通安全祈願祭が開催されました。10日には消防団出初式が規模を縮小して開催されております。また同日には成人式を中学校講堂で開催し、新成人となられた方々に祝意を表わさせて頂いております。議員の皆様方にもご来賓としてご出席して頂き厳粛な式典の中、当日出席された39名の新成人の方々にとりましては記念すべき日になったものと思われます。新成人となる方々のそれぞれの分野での今後更なるご活躍をご期待申し上げる次第であります。以上ご挨拶を申し上げましたが、本臨時会に提案いたしました案件は４件であります。同意１号は副村長の選任について同意をお願いするもので、早坂勝伸氏を選任いたしたく提案するものであります。承認第１号は専決処分の承認を求めるもので、令和2年度一般会計予算に110万円を追加するものであります。議案第１号は大衡村人権の擁護に関する条例を制定するもので、新型コロナウイルス感染症をはじめとする疾病や障害、性別等を理由とした誹謗中傷から人権を守るための条例を制定するものであります。議案第２号は令和２年度一般会計予算に3,701万円を追加するもので、歳入は国庫補助金及び基金繰入金の増額、歳出は予防費及び道路維持費の増額を行うものであります。以上、同意１件そして承認１件、議案２件を提案いたしておりますので、何卒原案どおり御可決賜りますようにお願いを申し上げまして招集の挨拶ならびに提案理由の説明とさせていただきます。本日はよろしくお願いを申し上げます。
日程第３ 同意第１号 副村長の選任について
議長（細川運一君） 日程第３、同意第１号 副村長の選任についてを議題といたします。
議案の朗読をさせます。
書記（沼田裕紀君） 同意第1号、副村長の選任について。
本村副村長に下記のものを選任したい。
よって地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めます。
記
住所 大衡村大衡字尾西14番地２
氏名 早坂勝伸
生年月日 昭和37年２月６日
令和３年１月28日提出
大衡村長 萩原達雄
議長（細川運一君） ここで総務課長早坂勝伸君より退席の申し出を受けておりますので退席を認めます。
〔総務課長 早坂勝伸君 退席〕
議長（細川運一君） 提案理由の説明を求めます。村長説明願います。
村長（萩原達雄君） 同意１号副村長の選任について御説明を申し上げます。現在副村長を務めている齋藤一郎氏が来月の５日をもって任期満了となりますので、その後任として早坂勝伸氏を副村長に選任いたしたく、ご提案をいたすものであります。早坂勝伸氏は昭和37年２月６日生まれの59歳であります。昭和55年４月に大衡村役場に勤務されて以来40年と10カ月間にわたり地方自治の振興に邁進されてまいりました。温厚誠実にして地域住民の信望も熱く、豊富な行政経験を兼ね備えた方であり、円滑な村政運営を推進するために私の補佐役の副村長として早坂勝伸氏を提案するものでありますので、何卒ご同意を賜りますようにお願い申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
議長（細川運一君） お諮りします。本案は人事案件でありますので、質疑、討論は行わず、直ちに採決をしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔異議なし多数〕
議長（細川運一君） 異議なしと認めます。
これより、同意第１号、副村長の選任について採決をいたします。
この採決は、会議規則第82条の規定により、無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
議長（細川運一君） ただいま出席している議員は12名であります。
次に、立会人を指名いたします。会議規則第32条第２項の規定により、立会人に７番文屋裕男君、８番髙橋浩之君を指名いたします。
投票用紙を配ります。
〔投票用紙配付〕
議長（細川運一君） 念のため申し上げます。本案に賛成の方は賛成と、反対の方は反対と記載願います。なお賛否を表明しない投票、及び賛否が明らかでない投票は会議規則第84条の規定より否とみなします。
投票用紙の配付漏れ、ありませんか。（「なし」の声あり）配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
議長（細川運一君） 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長の点呼に応じ、順次投票願います。
事務局長、点呼をお願いします。
〔点 呼〕
〔投 票〕
議長（細川運一君） 投票漏れ、ありませんか。（「なし」の声あり）投票漏れなしと認めます。これで投票を終わります。
直ちに開票を行います。７番文屋裕男君、８番髙橋浩之君、開票の立ち会いをお願いいたします。
〔開 票〕
議長（細川運一君） 投票の結果を報告いたします。
投票総数 １１票
有効票 １１票
無効票 ０票
です。
有効票のうち
賛成 １０票
反対 １票
以上のとおり、賛成が多数です。したがって、同意第1号早坂勝伸君の副村長の選任については、同意することを決定いたしました。
議場の出入り口を開きます。あわせて、退席しておりました総務課長の入室を認めます。
〔議場開鎖〕
〔総務課長 早坂勝伸君 着席〕
議長（細川運一君） 日程第４、承認第１号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
〔議案は末尾に掲載〕
議長（細川運一君） 本案の説明を求めます。企画財政課長。
企画財政課長（佐野克彦君） それでは承認第１号別紙にてご説明申し上げたいと思います。１ページをお開き願いたいと思います。承認第１号別紙令和2年度大衡村一般会計補正予算（専決第１号）でございます。令和２年度大衡村一般会計補正予算（専決第１号）は次に定めるところによる。第１条につきましては歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ110万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ52億4853万７千円とするものでございます。内容につきましては事項別明細にてご説明申し上げます。６ページをお開き願いたいと思います。まず歳入でございます。19款１項２目指定寄付金110万円でございます。これにつきましては診療所の先生からの指定寄付によるものでございまして説明記載の通り民生部門に90万円、教育部門に20万の指定寄付がございました。歳出でございます。３款１項１目社会福祉総務費10万円の増。これにつきましては説明記載の通り大衡村社会福祉協議会への補助金の増額分でございます。同じく３目老人福祉費80万円の増、18節負担金補助及び交付金の増でございまして民生費補助金で説明記載の通り老人クラブ（単位クラブ）に65万円、老人クラブ（連合会）の方で15万円、計80万円の補助金の増額分でございます。９款２項２目小学校の教育振興費、同じく９款３項２目中学校の教育振興費それぞれ需用費10万円ずつの増になっているものでございます。これについては小中学校の図書購入に充てる経費の補正でございます。説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
議長（細川運一君） これより本案の質疑を行います。質疑ございませんか。（「なし」の声あり）質疑がないようです。これで質疑を終結、討論を省略し直ちに採決をいたします。お諮りをいたします。本案を原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
〔異議なし多数〕
議長（細川運一君） 異議なしと認めます。したがって本案は原案のとおり承認されました。
日程第５ 議案第１号 大衡村人権の擁護に関する条例の制定について
議長（細川運一君） 日程第５、議案第１号 大衡村人権の擁護に関する条例の制定についてを議題といたします。
〔議案は末尾に掲載〕
議長（細川運一君） 本案の説明をさせます。健康福祉課長。
健康福祉課長（早坂紀美江君） それでは議案第１号別紙でご説明申し上げます。議案書５ページをお願いいたします。大衡村人権の擁護に関する条例として新規制定するものでございます。制定理由といたしましては新型コロナウイルス感染症をはじめとする疾病、障害、性別等を理由とした誹謗中傷や偏見などによる社会的孤立をなくし、互いに支え合う地域社会の実現を目的に制定を行うものであります。第１条は不当な差別などによる社会的孤立をなくし、互いに支え合う住みよい地域社会の実現に寄与することを目的としております。第２条は基本理念で、いかなる人も不当な差別などによって人権を侵害してはならない旨を規定しております。３条は村の責務の規定で、第１項に第１条の目的を達成するため村民の自主性を尊重し、人権意識の高揚に努めるものとし、第２項では不当な差別などによって人権を侵害された方に対しての支援を行うよう努めることとしております。第４条は村民の責務の規定で、基本的人権の尊重や新型コロナウイルス感染症をはじめとする疾病や障害、性別などに関しての正しい知識の習得に努め、関係するすべての村民に対し不当な差別などをしてはならないとしております。第５条は事業者などの責務として自らの事業において従業員及びその家族その他関係者が不当な差別などを受けることのないよう努めることとしております。第６条は教育及び啓発活動の規定でございます。第７条は委任規定でございます。附則といたしましてこの条例は公布の日から施行するものでございます。以上ご説明申し上げました。よろしくご審議をお願いいたします。
議長（細川運一君） これより本案の質疑を行います。質疑ございませんか。遠藤昌一君。
９番（遠藤昌一君） はい、前の全協でも担当課の課長から説明受けておりましたが、その時には５条までだったと記憶しておりますが、今回２条増えましてですね、この７条の中で必要な事項は村長が定めると記載されておりますけれども、これは何か想定されて項目を持ってきたのか伺います。
議長（細川運一君） （９番遠藤昌一君より「村長答弁がいいな」の声あり）まず担当課より答弁をさせます。健康福祉課長。
健康福祉課長（早坂紀美江君） 先日の全員協議会でご説明させて頂いた際には、遠藤議員おっしゃる通り５条までの内容でございました。全員協議会の際にご質問いただきまして更に内容を検討いたしまして第7条までの条例といたしました。この第７条の委任につきましては現段階で想定している規定等はございませんが今後新型コロナウイルス感染症の拡大の状況などを踏まえまして、急を要するときに対応できるものとして委任として制定させて頂きたいと思ってございます。よろしくお願いいたします。
議長（細川運一君） 本条例についてのご質問でございますので担当課の説明で尽きているかなというふうに思いますので、なお質問を続けていただいて納得できない場合は議長として村長に答弁を求めることもあるかもしれません。遠藤昌一君ご発言ございませんか。遠藤昌一君。
９番（遠藤昌一君） 課長からも主な説明聞きましたけれども、ここに村長が定めるという事項がありますので、村長からも何らかの説明あって然りと思います。
議長（細川運一君） 担当課においては現時点において想定しているものはないということでございますけれども、村長としての考えがあるかもしれませんので遠藤昌一君の質問に対して村長の答弁を議長として求めます。村長。
村長（萩原達雄君） はい、この７条ですね。これはどういうことなんだということなんでしょうけれども、この条建ては１条から７条まであります。その中でですね、想定外なりあるいは突発的なこと、そういったものがもしあった場合は７条の中でそれを村長が執行できるといった部分でありまして、これは何の条文の中にもそういったことが盛り込まれているというふうにご理解をいただければと思います。私の答弁は以上です。
議長（細川運一君） 遠藤昌一君。
９番（遠藤昌一君） 俺が特別どうこう考えることではないんですね。村長は想定外のことでもなにか想定されているだろうと思いましたので、私は聞いているんですけれども。なんで答えが返ってこないんですか。
議長（細川運一君） もう一度答弁と言うご趣旨の発言だと思います。村長発言願います。
村長（萩原達雄君） この条文の中に盛り込まれておりますけれども、この条文は事細かくまでは入ってないわけですよね。それは何故かと申しますと、いろんな状況に応じてそれに対処していかなければならないという中で、こういった条例の条文を作ってるわけであります。そして細細細目になってきますと、まだまだ色々あるわけであります。そういったことが発生した場合には執行部の方で対処できるというふうに、何の条文でもそうなっていると私は理解しておりますけども、ことさらこれについてそういうふうに言われる私もなんかピンとこないと言うかですね、そういった感じがあります。以上です。
議長（細川運一君） 佐野英俊君。
２番（佐野英俊君） 本条例案は全員協議会で説明を受けまして大幅に内容を修正し、修正されたとは申せ、村長の挨拶にコロナ差別を防ぐための条例だという挨拶ございましたが、私は一口に申し上げますと本条例は準則的一般的な人権擁護の理念条例に新型コロナウイルス感染症をはじめとする文言をただ付け加えただけの条例、要するに一般的な人権擁護の理念条例に等しいのかなというふうに理解するところであります。本村におきましては13名の方が感染され、村民の皆様はですね、感染の不安と心配の気持ちにあると思います。ほかでは感染に悩み自殺された方も出ておる。そういう時期に村として今定めるべきことは、この一般的な人権擁護の理念を推進するような基本たる条例ではないのではないかなというふうに思うわけであります。第3条の村の責務におきましても必要な施策を積極的に推進するとともに、と規定の決まり文句になっていますが、コロナによるこの差別的扱いをなくすために今村がやるべき事はやっぱり村民の皆さんへ正しい知識の普及啓発を呼びかけ状況に応じた感染拡大防止対策を講じることが村の責務でその辺も明確にありません。やはりもっとコロナ感染による不当な差別的取扱いや誹謗中傷などするなと強調するぐらいのコロナ差別が明確な条例規定をするべきではないかと考えます。その点を伺いたい。それから人権擁護の基本的な部分、我々国民の基本的人権は日本国憲法はじめ上位法、法務省所管における人権擁護の仕組みによって当然保護され保証され守られているわけでありますが、市町村において、特に今特別な場合を除くと思いますが、人権擁護に関する条例などの規定ですね、基本的な部分を定める必要があるのかどうかは人権擁護に関する事務所管担当課長に伺いたいと感じるところであります。このご時世における条例としての狙いどころがもう少し検討の余地があるのではないかなということを確認したいと思います。
議長（細川運一君） 健康福祉課長。
健康福祉課長（早坂紀美江君） 先般の全員協議会で議員の皆様からご指摘がありましたことを踏まえまして今回のこの条例の内容となってございます。第3条につきましては必要な施策を積極的にということでございますが、こちらにつきましては不当な差別を行わないよう周知を図るなど、あるいは感染防止対策を講じる全ての思いを込めましてこのような表現を使わせていただきました。村民に対しては不当な差別などをしてはならないということで、全員協議会の際にもご指摘いただきましたので、そのような表現にしてございます。よろしくお願いいたします。
議長（細川運一君） 住民生活課長。
住民生活課長（金刺隆司君） 基本的な人権条例ということでのご質問でございますけれども、例えばでございますが、人権尊重の町宣言であるとか優しいまちづくり宣言などの自治体独自の宣言などによってですね、人権に関する基本条例を制定している自治体が多数ございます。人権の基本条例につきましては、関連法などにより条例の制定を義務化とされているものではございませんので、多くの自治体ではそういったことによって人権の基本条例を制定していない状況にございます。現状といたしましては日本国憲法や世界人権宣言を尊重しながら関係機関協力のもと人権啓発活動等に取り組み人権擁護の推進を測っているところでございます。
議長（細川運一君） 佐野英俊君。
２番（佐野英俊君） 住民生活課長の人権擁護に関する基本的上位法を受けてのあり方は私もその通りと理解しておりました。今必要なのはやはり３条の目的説明いただきましたけれども、総論的なことでなく村民の責務のほうでは先ほども申し上げましたけれども、村としてのやるべきことは正しい知識の住民に対する普及啓発、そういう呼びかけが条文上で出てきておりません。やっぱり具体的にそういう部分を明確にする。それが村の責務。一例申し上げております。条例名も大衡村人権の擁護に関する条例であり各条文に新型コロナウイルス感染症をはじめとする文言が修正された文で今回提案になっております。コロナ騒ぎが終息することを考える場合時間はかかっても終息すると思いますが、その場合新型コロナウイルスの文言がいつまでもこの条例人権の擁護に関する条例にそのまま文言が残ることになります。特に目的あっての条例ですから、その条例の目的は簡単に改正は簡単にできるものではないと考えます。繰り返しになりますが、条例名が大衡村人権の擁護に関する条例では各条文に新型コロナウイルス、これを付け加えるのが無理。そういうのにも無理があるのではないかなとも考える次第であります。やはり条例名もコロナ差別という部分が読み取れる条例、仮にコロナ感染が終息した場合に失効させるような、そういう時限立法の形っていますか、そういうようなコロナに特化する条例などを考えるべきではないかなと考えますがいかがですか。
議長（細川運一君） 健康福祉課長。
健康福祉課長（早坂紀美江君） 議員おっしゃる通りいつ終息するかもしれない新型コロナウイルスの文言が入った条例ではということでございますが、この条例につきましては新型コロナウイルス感染症をはじめとする疾病ということで定めてございます。改めてこの機会に人権の擁護に関する条例を制定しなければならない状況に、今現在本来であれば大衡村はお互いに支え合う住み良い村であったと思われます。誰しもが新型コロナウイルス感染に対する恐怖や不安を抱えております。この状況の中でやはりあってはならない誹謗中傷、人権の侵害ということが発生するのではないかということで、今回条例制定ということになってございます。この条例が何年後かはわかりませんが、将来的に新型コロナウイルス感染症という言葉が聞き慣れない言葉になった際でも、この年に新型コロナウイルス感染症が大流行によって今まで住みやすい村だったところが皆が不安を感じるような地域社会になってしまうということ、その恐ろしいことがあったということを立ち返えられるようにもこの条例の制定は必要かと思いまして今回制定をさせていただきました。よろしくお願いします。
議長（細川運一君） 佐野英俊君。
２番（佐野英俊君） 人権擁護の基本的な定めは市町村として特別な場合を除きそう言う規定を設けなくともという説明を頂いた通りでございます。これは当然上位法の中でも出てきてるわけです。それを新型コロナウイルスという部分を付け加えなくとも各疾病が該当していると上位法の解釈からは出るはずです。なぜ新型コロナウイルス感染症という色を付け加えるかはこの世界がコロナにやられておる現状ゆえにそういう考えが出てきたと思うわけであります。先日新聞報道によりますと、県議会における先週22日から県民の声を広く聞くパブリックコメントについては課長も理解されていると思いますが、あれら県における議員発議のようではありますけれども、条例の内容を見れば人権擁護については一言も触れてないです。あくまでも新型コロナウイルスに関係する差別的取扱い等を禁止する。これらの対策基本条例として制定をしてはという考えで県議会の方でも勧められております。その辺を考えますと私はまさに今必要なのは県民に訴える条例かなというふうにも理解いたしました。これらの県の動きをご覧になってですね、やっぱりコロナに特化せず、条例名を始め広い意味での基本的人権擁護に関する条例を今される、しなければならないわけですね。（議長より「もう少し簡潔にお願い申し上げます。」の注意）そういうことで県の動きを見てどのように感じられておるか、それから議会に提案するにあたって法令審査がなされていると思いますが、その法令審査の中の意見、私が申し上げているような意見が出たのか出ないのかその辺も合わせてお伺いしたいと思います。以上です。
議長（細川運一君） 健康福祉課長。
健康福祉課長（早坂紀美江君） 今回新型コロナウイルス感染者に対する差別につきましては、やはり人権の侵害ということで、これは人権を擁護しなければならないことだと思われます。この条例の規定に全てが込められていると思ってございます。なお法令審査委員会につきましては審査員の方にこの条文を見ていただき検討していただいた上で文言等の修正等はございましたが、特にご意見等は頂いていないところでございます。
議長（細川運一君） ほかに質疑ございませんか。赤間しづ江さん。
５番（赤間しづ江君） 条例制定にあたっては条例の中身が一目で解るようにっていうのが鉄則ではないかと思われます。佐野議員の先の一般質問において村長は新型コロナだけじゃなく、人権を網羅したということでの今回の提案なんだとは思いますが、非常に臨時議会で提案して定めなければならないという、本当にそういうものかという疑問を持ちましたし、その後の21日の全協の時の説明、その後26日付けで加筆修正したものが我々議員にも届きました。さらに局長から文言の修正もありました。議会に諮り制定する条例、あまりにもお粗末じゃないかなっていう気がしたんですが、村長にその辺の姿勢を伺います。
議長（細川運一君） 経緯について担当課から答弁を頂いてから村長に発言を求めたいと思います。健康福祉課長。
健康福祉課長（早坂紀美江君） 全員協議会で議員の皆様から様々なご指摘を頂戴いたしました。それを踏まえまして今回改めて修正を加えて提案させて頂いたものでございます。今回臨時議会に提案させていただきましたことは、今後どのように感染が広がるのか全く予測のできないものでございます。この機会に人権の擁護の必要性を是非条例で定めて村民の皆様に周知させて頂きたいというふうに考えてのことでございます。よろしくお願いいたします。
議長（細川運一君） 村長。
村長（萩原達雄君） 臨時会で提案すべきものにしてはお粗末過ぎるというようなお話も今赤間議員の方から出ましたけれども、何を持ってそういうことをおっしゃられるのか私もちょっと戸惑ってるところでありまして、まずもって佐野議員からもお話ありましたけれど、コロナに特化した条例になってないようなことでだいぶ問題視されているような感じがいたしました。しかしこの第１条からですね、ずっと新型コロナウイルスという文言が入っておりまして、私はですね、実はこの条例を制定するのが我が大衡村の村民の人権を守る、あるいはコロナ差別をしない、そういった条例を定めたのでそういうことがなくなるというほどの問題ではないんだと思います。皆様無線放送をお聞きになっていると思いますけども、そういうことをしないように毎日のように呼びかけております。別に条例も何もありませんけれども、そのことがよっぽどこの条例よりも私は大事ではないのかなと。大事というか効き目があるんじゃないかなというふうに思っています。この条例を仮に作ったとしても、いちいちこれを見なければどうしようもないわけですから、１人１人の個人が条文を照らし合わせながら行動しなければ。それで私はなぜこれでいいということにしたかと言うと、いろんなことに当てはまるということですね。何もコロナに特化したわけでもなんでもない。けれどもこのコロナが流行した。その時に佐野議員に一般質問の中でこういうものを制定したらどうかというお話があって作成したわけです。そこで今この文言がどうのこうのというのは。確かに佐野議員がおっしゃられた県議会の方から、宮城県新型コロナウイルス感染症対策基本条例案を拝見しました。中身については確かにこのタイトルは、宮城県新型コロナウイルス感染症対策基本条例というタイトルにはなってますけど、中身は別に大衡村のこれとそんなに変わりございません。私はそういうふうに判断しております。１つ１つ細いことまでこの条例で決めるということはちょっと出来ないんだなと思います。ですから条例というのはある程度は基本的な骨組みの話でありまして、そして村長が最後の必要な事項は村長が別に定めるという、そのことが細細細目となるのではないのかなと、こんなふうに理解をしておるところでございます。
議長（細川運一君） 赤間しづ江さん。
５番（赤間しづ江君）明日明後日に議会で条例が決まるという手順からしたらちょっとお粗末ではなかったかなという思いもあって申し上げてしまいました。それでですね、少し具体的な事について伺います。周知の方法をまずどのようになさるのか。それから第3条の2、相談に応じるとありますけど、どのような体制をお考えなのか、もう臨時議会で可決されれば所定の手続きを踏めば即施行となる条例です。その辺をどのようにお考えなのか伺います。それから主管課はどちらになるのかその辺も伺います。
議長（細川運一君） 健康福祉課長。
健康福祉課長（早坂紀美江君） この条例が制定された際には住民向けにお知らせというのは広報等でお知らせをさせて頂き頂きたいというふうに思ってございます。相談等につきましては特別に相談所として設けるのではなく常日頃私どもへ電話対応、あるいは窓口においで頂いた皆様のご相談を受け付けている形でございます。そのような体制で細やかに対応させて頂きたいというふうに考えてございます。現段階では人権の擁護に関する担当は住民生活課でございますが、相談受付は住民生活課、健康福祉課関係なくお越しい頂いた相談者の方につきましては丁寧に対応させて頂きたいと考えてございます。
議長（細川運一君） 村長。
村長（萩原達雄君） これはどういう方法で周知するのだという質問であります。今課長がお答えした通りですが、広報、ホームページ等で周知することになろうというふうに私は思っています。これまでもいろんな条例ありましたけれども、一個人にその条例を制定した度に通知してたという例はありませんのでご理解願いたいと思います。
議長（細川運一君） ほかに質疑ございませんか。質疑はないようです。これで質疑を終結いたします。これから討論を行います。まず本案に反対者の発言を許します。佐野英俊君。
２番（佐野英俊君） 反対の立場で発言をさせて頂きます。私は昨年12月２日招集の令和２年第４回議会定例会において、先ほど村長の話の通り件名をコロナ禍の人権擁護のための条例化としまして新型コロナウイルス感染の可能性は誰にでもあることから罹患された方などへの不当な差別的取扱い誹謗中傷などの人権擁護を防ぐことを目的とする条例を制定する考えはないかと一般質問を行い村長の方からは新型コロナに特化した条例ではなく全てを網羅した理念条例を制定してまいりたいと考えておるとの答弁を頂き、内容に期待しておりました。今回３月定例会を待たず早々に条例案を提出されたスピード感ある取り組みにつきましては認めるところであります。しかし提出された条例案は上位法及び世界人権宣言の基本理念に基づく、広い意味ではコロナ騒ぎのない平穏な時代に世界人権宣言の基本理念に則りあらゆる差別の撤廃を目指し、人権尊重の無理や思いやりの村づくりなどの宣言を目的とする場合など基本的人権を守るための規定、この基本的人権を守るための規定に新型コロナウイルス感染症の文言を加え条例案の最終目的である村民１人１人が思いやりを持ち互いに支えあう地域社会の実現に寄与することを大きな目的の意味となっております。しかしストップコロナ差別が宣言され感染防止策への協力が呼びかけられている今日求める条例は、あくまでもコロナ感染による不当な差別的取扱いや誹謗中傷などを禁止し罹患された方やその関係者などの人権侵害を防ぐことを目的とするコロナ差別禁止、これを明確にした条例が求めるべき条例ではないかと考えます。よって議案１号に反対の意見を述べ、反対の討論といたします。
議長（細川運一君） 次にこの案に賛成者の発言を許します。発言ございませんか。佐々木春樹くん。
６番（佐々木春樹君） 私はこの議案第１号で賛成という立場で討論させていただきたいと思います。全員協議会でコロナというよりも人権に対してという趣旨の説明があり、また議員各位の話を聞いてこれを変更なされたということについて、やはり思うところは同じだったのかなと思料いたします。条例を制定するにあたって目指すところは一緒だと感じておりましたし、今の議案審議の中でも、このコロナが流行している時代、そういった中で是非人権擁護に絡めて発信していくという意思を持って提案してるんだと感じております。また３月議会まで色々中身を揉んで提案するのも一つの方法かもしれませんけれども、３月の状況がどうなっているかわからないと言ったところであれば、今この時期にまずは発信してこの条例を元に政策なり住民に訴える活動なり励んでいただければと思い賛成の立場で討論させていただきました。
議長（細川運一君） 他に討論ありませんか。これで討論を終わります。直ちに採決をいたします。この採決は起立採決によって行います。議案第１号大衡村人権の擁護に関する条例の制定について原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成多数〕
議長（細川運一君） 起立多数です。したがって議案第１号大衡村人権の擁護に関する条例の制定については原案のとおり可決されました。
日程第６ 議案第２号 令和2年度大衡村一般会計予算の補正について
議長（細川運一君） 日程第６、議案第２号 令和2年度大衡村一般会計予算の補正についてを議題といたします。
企画財政課長（佐野克彦君） それでは議案第２号別紙にてご説明申し上げたいと思います。１ページをお開き願いたいと思います。議案第２号別紙令和２年度大衡村一般会計補正予算は次に定めるところによる。第１条は歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,701万円を追加し歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ52億8,554万７千円とするものでございます。詳細については事項別明細にてご説明申し上げます。６ページをお開き願いたいと思います。まず歳入でございます。16款２項３目衛生費国庫補助金501万円の増でございます。感染症予防事業費補助金でございますが新型コロナウイルスワクチン接種に係る事業に充当するものでございます。20款２項１目財政調整基金繰入金3,200万円の増でございます。歳出でご説明申し上げますけども、除雪費用に充当するものでございます。歳出でございます。４款１項３目の予防費501万円の増、10節需用費につきましては201万円の増でございます。 消耗品については耐冷手袋、印刷製本費については予診票の印刷、光熱水費については冷凍庫の電気料をそれぞれ予算計上しているものでございます。11節役務費82万5,000円の増でございます。通信運搬費として電話料インターネット回線等も含みますけどもその電話料に42万5,000円、手数料といたしまして冷凍庫の設置手数料これが40万円でございます。12節委託料336万6,000円システム改修クーポン券を発送関係と予診票予約受付システムの委託料でございます。13節使用料及び賃借料でございます。事務機借上料といたしましてパソコンのリース料、物品借上料といたしましてシステムの利用料をそれぞれ計上しているものでございます。17節備品購入費16万5,000円、これについては対策チームにかかる電話機の部品の購入でございます。続きまして７款２項１目道路維持費3,200万円の増、12節委託料につきましては2,900万円でございます。内訳と致しまして除雪業務委託について2,500万円、融雪業務委託については400万円、合計2,900万円の委託料でございます。15節原材料費でございます。300万円の増でございます。融雪剤の購入経費に充てるものでございます。説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
議長（細川運一君） これより本案の質疑を行います。佐々木春樹君。
６番（佐々木春樹君）予防費の委託料ですけれども、今年度あと２ヶ月ですが、その中でシステムなりの説明ありましたけれども、現実的にどういったことがなされ今どういう準備を進められているのか中身についてご説明願いたいと思います。
議長（細川運一君） 健康福祉課長。
健康福祉課長（早坂紀美江君） 委託料につきましては12月にもシステム改修ということで補正のほうを計上させていただいております。その後国からなど詳細に示されてきまして、改修費用が増額になったもの、それから新たに必要とされる予約受付システム等の導入ということで、業務委託として計上させていただいております。その他につきましては接種券などの封入封緘ということで、そちらの業務委託の費用も合わせて計上させて頂いております。以上でございます
。
議長（細川運一君） 佐々木春樹君。
６番（佐々木春樹君） 最近のニュースでLINEを活用した予約とかを取り組んでいる自治体がありまして、LINEを開発した業者にも問い合わせが多いということですけれども、この補助金といいますか委託料の中にこういったものを取り入れた場合、そちらに回してまた足りなかったら増額請求できるようなものなのかお分かりでしたらお伺いします。
議長（細川運一君） 健康福祉課長。
健康福祉課長（早坂紀美江君） LINEによる予約システムの件でございますが、本日オンラインによる説明会が開催されておりまして、対策チームの職員で参加しているところでございます。詳細についてはまだ報告は受けておりませんが、現在こちらの補正で計上させていただいている予約受付システムにつきましては、現行システムの予防接種管理のシステムのところに新たにワクチン接種用ということで付け加えるもの、それから国から提供されますワクチンの管理システムになります。実際に使用したワクチン数などを入力するものになりますが、そちらと合わせて対応可能ということで予約受付電話などで受付した際に入力作業を行うシステムとなってございます。LINEの方につきましては詳細について私の方で把握しておりませんでした。申し訳ございません。
議長（細川運一君） 石川敏君。
３番（石川敏君） 私もコロナワクチン接種についてお伺いします。今回国からの経費でもって全国一斉にワクチン接種が始まろうとしているわけですけれども、いろんな報道もされております。これから具体的な内容が進んでいくのだろうと思いますが、大衡村としてどのような具体的なスケジュールで接種が進んでいくものか、今現在どのように、時期的な日程あるいは住民の方々への接種の順番なりの具体的な方法、それから接種の場所というか、医療機関との協議とか具体的な内容の進み具合はどのような現状になっているものか、あと庁内の対策チームも職員５名で編成したということですけれども、どのような職員の方がどのような作業を分担するのか具体的な内容について伺います。
議長（細川運一君） 健康福祉課長。
健康福祉課長（早坂紀美江君） ワクチン接種のスケジュールにつきましては今月25日自治体向けの説明会、国からの説明会がありましたが、その後様々なことが変更になり現段階でも修正がなされているところでございます。各自治体同じ状況だと思いますが、なかなか正確なスケジュールを組むことが難しい状況になっております。現段階でわかるのは自治体の人口割によってディープフリーザーという-75度を維持できる冷凍庫が国から配置される予定ということと、ファイザー製のワクチンが入ってくるということのみでございます。さらに、また黒川地域などでの担当者レベルの打ち合わせを行い、また医師会の方にもお願いをしながら進めていく状況となってございます。対策チームにつきましては5名でございますが、すべて兼務辞令で対応して頂いているところでございます。健康福祉課の職員が２名、保健師含めての２名です。産業振興課から１名、総務課から１名、企画財政課から１名で、兼務でお願いしているところでございます。各担当スケジュールと役割につきましては大枠決めてはおりますが、まだ状況がはっきり見えないというところもございますので、現段階では国と県から流れてきます情報の整理、それから医師会との調整、近隣自治体との調整ということで、５人で対応してきているところでございます。
議長（細川運一君） 石川敏君。
３番（石川敏君） 大衡村の場合は6,000人ぐらいの人口で規模としては少ない人数ですので、作業量についても大きな自治体に比べればその分少なくて済むんだろうと思うんですけれども、全住民が対象になってくるんですよね。全国の自治体が一斉に動くわけですので、それぞれの単独での自治体での動きではないだろうと思うんです。ですので医師会なり医療機関なりあるいは近隣の自治体の連携協力というのも入ってくるのかなと思います。またいろいろ報道も出てますけれども、やっぱり皆さん知りたいのはいつから始まるんだろうと、どういった方から摂取ができるんだろうということに関心あると思うんですよね。ですので住民の方々に適切な時期に適切な内容でお知らせをすることが大事だと思います。その辺の具体的な内容についてきちんとした対応をしていただければというふうに思います。課長のお答えも求めますけれども、村長に具体的に村の責任者としてその辺の望んでいく考え方を基本的にお尋ねしたいと思います。
議長（細川運一君） 村長。
村長（萩原達雄君） はい。確たる情報も実は少ないところでありまして、なかなか困難というか不透明なところが多々ありまして、スケジュール等々ですね、まだ組めないということでありますが、課長が今答弁したように５名の職員を他課の方から先日併任辞令を出しチームを作りました。したがいまして国と県の両方から情報が入り次第いろいろと作業を円滑にできるように今準備をしているところでありますけども、まずもって昨日もですね、平野先生が介護保険の関係で健康福祉課に来られました時にですね、多分３月の末頃だなというようなお話をされました。一般村民ができるのはですね。それが本当かどうかはわかりません。平野先生がつぶやいたのを聞きました。ですからディープフリーズだそうですね、-70度を保つ冷蔵庫。これが大衡村に１機配備されます。ただその保管場所についてはまだまだ協議しなければならないということでありまして、現在どこに置くとかということはまだ確定的にはなっておりません。大衡村としては１台、それについては課長の方が詳しいですけど、１回取り出して１瓶あたり５名の人に摂取するんですけども、一旦溶かしたやつはその日のうちに使い切らないと効力を失うということだそうです。さらには-70度で保管してあったとしても期間が20日であるとあります。詳しくは担当課長の方から説明をさせますが、いずれにしてもいつ来るのかまだはっきりしてませんので、その辺もまだわからない状況の中で、いつ来てもいいようなプランを練るようにチームを編成したところでありますのでご了承頂きたいと思います。
議長（細川運一君） 村長の意気込みに対するご質問だったので、そのことについて村長にご発言頂ければいいのかなと議長としては判断いたします。
村長（萩原達雄君） はい、とにかく皆さんが早くスムーズに摂取して頂ければと思うところです。ただ医療従事者がまず優先と言うことであります。それから高齢者、そしてだんだんと若い人ということのようであります。それからあのワクチンは２回打たなければということで、間隔も２週間から３週間以内にしないと効力を失うということですから大変だと。でもそのワクチンを接種して１人でも多くの村民の、村民ばかりではなく我々も含めた国民がコロナの感染から逃れられ命を守られるような体制が構築されること私も念願しておりますし、そういった方向で大衡村としてもあたって参りたいと、そのように考える次第です。
議長（細川運一君） 他に質問ございませんか。佐野英俊君。
２番（佐野英俊君） 関連的なことですけれども、今説明頂きましたワクチンの接種事業を進めるためのチームについて、健康福祉課それに総務課、企画財政課、産業振興課から５名の兼務体系で編成したという説明頂きましたけれども、単純に伺いますが限られた職員のなかでマンパワー的には兼務発令で問題はないのかどうか、その辺の考えだけお伺いしたいと思います。
議長（細川運一君） 村長にご答弁願いたいと思います。村長。
村長（萩原達雄君） はい、そうですね。基本的には今まで他課の業務をやっていたわけですから、いろいろ抜けられた課はなかなか大変ではないのかなというふうに思ってます。しかし何と言っても最優先が村民の命を守るコロナ対策でありますから、その件については、とにかく残った職員でカバーしながらということで考えております。けれどもいかんせん今現在でもコロナ云々じゃなくとも大衡村は退職された人とか休んでる人もおられますから、そういった意味で日常的にマンパワーは不足してるといえばそのとおりであります。是非ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
議長（細川運一君） 赤間しづ江さん。
５番（赤間しづ江君） 道路維持補修費の関係について伺います。除雪で一般財源3,200万の補正が出ております。今シーズンは本当に大変な年で、10㎝以上で委託業者９社に除雪をお願いしていると。村道167路線、この間の全協の説明によればですね。歩道が17、次から次へと掻いた後から降ってくるような状況で、業者の方ももちろんですけれども職員の方々のご苦労もさぞかし大変なものがあったろうと思います。そういう中で時間内に除雪をしなければならないというご苦労、しかし路線上をスムーズにいくような状況ばっかりでもないと思われるんですね。国道のような場所なら別ですけれども。例えば除雪中の事故なり何か器物損壊といったものはあったのか無かったのか、その辺をお聞きします。それから今回3,200万円の補正をするわけですが、除雪費に対して国からの交付金とか補助と言ったものはないものなのか、その辺をお尋ねしたいと思います。
都市建設課長（後藤広之君） 最初に除雪中の事故に関するご質問にお答えします。除雪作業中の除雪機械による事故の報告の方はされておりません。事故はありませんでした。ただ作業中にマンホールの一部破損でしたり水道の弁筐破損という作業中の事故というのが２件ほど確認しております。
議長（細川運一君） 企画財政課長。
企画財政課長（佐野克彦君） はい、除雪に関しての交付金、補助金等は国の方からはないのかというご質問であるかと思いますけども、それに対応する交付金、補助金はございません。ただ特別交付税の中で一部見られている部分もございますし、今回の豪雪については村は対象にはなっておりませんが、特別交付税の繰り上げ交付というのも国の方で行っているような状況でございます。
議長（細川運一君） 他に質問ございませんか。質疑がないようです。これで質疑を終結、討論を省略し直ちに採決をいたします。お諮りをいたします。本案を原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔異議なし多数〕
議長（細川運一君） 異議なしと認めます。したがって本案は原案のとおり可決されました。
議長（細川運一君） 以上をもちまして本日の議事日程はすべて終了いたしました。これをもちまして令和3年第1回大衡村議会臨時会を閉会いたします。大変お疲れさまでございました。
午後３時３１分 閉 会